2011年シーズンを振り返って
2011年は多くの応援を得て、自分一人ではできない遠征を実現することができました。2月中旬から5月末までのヨーロッパでの生活は刺激的でMTBだけに集中することができ、日々感謝の気持ちで練習とレースに打ち込むことができました。O2Lの活動に共感して下さった皆さん、本当にありがとうございます。
誤算だったのは前年のレースが11月まで続き、充分な休養とトレーニング期間を設けられないまま海外に渡ったこと。毎週続くレースに対して体が順応しきれていませんでした。この事実を冷静に受け止めて基礎トレーニングを踏みながらレースをこなしていければよかったのですが、ポイント的にも余裕がないこと、せっかく与えられた遠征のチャンスに興奮していたことなどから、今思えば焦りがありました。その結果自分を見失ってオーバートレーニングに陥ってしまいました。どんな時でも数字だけでなく広い視野で物事を考える重要性を痛感しました。遠征中、常にポイントがギリギリで数字だけを睨んでいましたが、向上している自分の実力を正しく評価していれば、オーバートレーニングは防げたと思います。
ただ、今回の挑戦から分かったことは、「一人のポイントでも五輪枠獲得が不可能ではない」という光が見えたことです。前半戦で足りなかったのはたった35ポイント。この活動が始まったのは2011年2月からですが、ポイントチェイスは2010年5月から始まっています。2010年のアジア選手権にもう1名派遣する、もしくは2010年秋までに一度ヨーロッパ遠征をする、2011年5月にポルトガル、もしくはスペインのレースに出場していれば、18位以内は可能でした。ここで18位以内に入っていれば6月に体を休めることが可能で、7月からの後半戦も欠場を防げたかと思います。
ベストを尽くして燃え尽きた、という事で体調を崩したまま選手としての活動に一線を引くのも一つの選択ですが、春の遠征で掴みかけた世界と戦っている感覚を、このまま過去の思い出にしてしまう事はできません。五輪枠獲得の結果は周りの国の動きも関わることなので100%不可能ではないし、とても厳しい状況とはいえ、過去の大会では補欠枠が回ってきて出場したケースが多くありました。
もしものチャンスが回ってきたときに、自分が最高の状態でいる。そうでなくても2012年に夏にベストの走りをしたいと決めた目標、世界で走りたいという夢を追い続けることにしました。2012年は世界に挑戦する最高の舞台であるワールドカップを転戦し、自分の力を磨くとともに残された望みにかけてポイントを重ねていきます。
もう少し、悪あがきしてみます! 最速の気持ち良い走りを目指して。応援よろしくお願いいたします。
現在のUCI国別ランキング
【2012年5月15日現在】24位 JAPAN 904ポイント
・Rie KATAYAMA 566
・Yukari NAKAGOME0 185
・Ikumi TAJIKA 138
・Cross Country Team Relay 2011 World Championships 15
日本は、前半(2010年5月23日〜2011年5月22日)の国別ランキングが20位でした。後半(2011年5月23日〜2012年5月22日)のランキングが16位以内であれば、2年の平均が18位以内になり、ロンドン五輪の出場枠を獲得できます。
MTB XC女子出場枠獲得のルール

■競技種目 「Mountain Bike / Cross-country / Women」
■定員 30人
■参加資格付与制度
[基準1]UCIオリンピック参加資格の国別ランキング1位〜8位にそれぞれ2名、
9位〜18位に1名の枠が割り当てられます。
[基準2]基準1による参加資格を得なかった場合、各大陸選手権大会1位が参加資格を得ることができます。
※日本の場合は、2011年アジア選手権大会での優勝により参加資格を得ることができます。
■特別規定
UCIオリンピック参加資格の対象期間は、
2011年5月23日付けと2012年5月23日付けのUCI国別ランキングを合算します。
UCI国別ランキングは、各国のUCI個人ランキング上位3名のポイントを合算します。
詳しい参加規定はこちら





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